こんにちは、キズナキャスト小林です。
突然ですが、時代が大きく変化し始めています。
そして、それに合わせた新時代におけるビジネスの在り方や創り方も大きく変わり始めています。
この変化の実感がありますでしょうか?
この変化の本質を掴まずに、今までのノリで何か新しいことを始めてしまうのは、エスカレーターを逆に登るようなことになってしまい、大変な損害を被ることになりかねません。
「ここ3年間で始めたビジネスで全て失敗した。。。」
という経営者の方に先日お会いしました。
お話をお聞きすると、コンサルタントやセミナーで「これからの時代はこれ!」と言われたことを鵜呑みにして、そのまま始めてしまったところ、全く結果が出なかった、ということです。そして、話を聞けば聞くほど、私からすると、失敗して当然、という事ばかり行なっていました。
確かに、新規事業を成功させるのは簡単ではありません。創業5年後の生存率が41.8%だと考えると、ザックリ成功率は半分以下ということになります。
【出典資料】中小企業白書 2006 年版 38P 1-2-21 図を参考に当社にて再計算及びグラフを作成
事実、私たちも、事業の本質を掴むまでは、多くの失敗を重ねてきました。中でも、2005年から始めた社運をかけた新規事業に失敗した時は、危うく倒産しかけましたから、新規事業の失敗が、企業にとってどれだけ大きなインパクトを与えるか、については身をもって体感しています。
そして、新規事業の失敗は、予想以上に大きな損失を伴います。なぜならば、事業に失敗した後の事後処理に費やされるコストと時間が、思いのほか莫大だからです。
新規事業に対する、投資コスト、運用コストについては、事前の事業計画でキチンと計算してから事業スタートするはずですが、失敗した後の事後処理に関するコストと時間についてまで考えている人は意外と多くありません。それは、事業を始める際には、成功することしか頭にないからだと思います。
しかし、数字の上でも新規事業の半分以上は失敗します。そして、その時、ただでさえ期待して始めた事業に失敗して、モチベーションが下がっている中で、お金も生まない、消えゆく事業の後始末に膨大な時間とコストが消費されることに、多くの経営者や担当者は心身ともに疲弊していきます。
また、更に追い打ち的に、関係者からの信頼がみるみる下がっていくことも、特にそれまで成功体験しかない経営者や担当者の方にとっては、非常に堪え難いものがあります。
結果として、新規事業の失敗を契機に、本業までおかしくなってしまい廃業、倒産、ということも珍しくないわけです。また、企業にお勤めの方であれば、左遷や退職という結果になってしまうケースもあります。
このように新規事業は、予想以上にリスクも甚大ではありますが、それなりの期待度が高い事業であれば、当然やらないわけにはいきません。また、時代が大きく変わり始めている現在、大きなチャンスでもありますし、逆に今の事業を何かしら変化させなければ、次の時代に生き残ることもできません。
したがって、何かしら手を打たなければ、結果として座して死を待つ、という状況になってしまうわけですから、勇気を持って挑戦する、ということは間違いなく重要ではあります。
では、もし、新規事業で失敗しないための法則があるとすれば、如何でしょうか?
野球の野村元監督も言われていた、江戸時代に生きた松浦静山の言葉
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
は、ビジネスの世界でも同様です。
つまり、「負け」には、必ず「負ける理由」があります。それを、私たちは、自らの失敗の経験と、コンサルティングの現場で学んだ経験に基づき、「7つの失敗法則」として、体系化しました。
●7つの失敗法則
(1)ビジネスの大原則「三方よし」のバランスを欠いた時
(2)本業と乖離した事業戦略
(3)身の丈を大きく超えた挑戦
(4)「自立」を放棄し、何かに強く依存した時(特に「売る」ことについて)
(5)人がついてこない時
(6)奢れるものは久しからず
(7)タイミングをハズした時
いかがでしょうか? おそらくどれも何かで聞いたことのある内容ばかりではないでしょうか? しかし、過去の失敗を突き詰めていくと、その原因として行き着いたのは、たったこれだけだったのです。これをしなければ、不要な失敗を犯すことはありません。
ちなみに、この失敗の法則で一番難しいのは最後の7番目の「タイミング」です。他の項目は自分の努力で改善できます。また、ある程度の時代の流れを見ることはできますが、パラグライダーと同様、タイミングぴったり合わせないと、早すぎても、遅すぎても、うまく離陸することはできません。
特に、今までにない斬新なアイディアを思いついた時にありがちなのは、「早くしないと他社に遅れを取ってしまう」という焦りが生まれ、余計にタイミングを外してしまうことがありえます。当社が手がけた10年前のデジタルサイネージ事業もまさにそれでした。
したがって、重要なことは、うまく離陸するときの風を掴めるように、失敗せずに生き残り続けることです。そうすれば、大成功のチャンスを狙い続けることができます。
少なくとも、私たちも、この「7つの失敗法則」を常に意識することで、短期間で復活することができました。そして、この気づきを得てからは、ビジネスってなんて簡単なんだろう、という気持ちにすらなっています。
そうなんです。ビジネスで成功するのは、すごく簡単なことなんです。
それは、このシンプルなルール守ること、そしてもう1つは、ビジネスの仕組みを理解することだけなんです。
そこで今度のセミナーでは、このシンプルなルールを踏まえ、ビジネスの仕組みについてお伝えしたいと思います。
お伝えする具体的な内容は、「ビジネスのフレームワーク(型)」と「時代の流れ」、の2点です。
ビジネスには、守るべき簡単なルールがあるのと同じように、「型」があることに気づきました。この「型」に沿ってビジネスを組み立てていけば、誰でも簡単に失敗しないビジネスを創ることができます。その中でも、特に一番重要な要素についてお伝えします。
また、もう1つ大事なことは、時代の流れを知ること。それは、先の「7つの失敗法則」で一番難しいとされる7番目の「タイミング」につながる重要な知識となります。
これは、20年間経営者としてビジネスの最前線で体感してきた時代の流れと、戦略コンサルタントとして見てきた世界的な時代変化の本質になります。
この2つを通じて、これからの新時代に成功するビジネスの創り方を、みなさんに伝授したいと思います。そして、このノウハウを知ることで、新規事業のリスクを最小限に抑えていただきたいと思います。
先にご紹介した経営者の方も、この3年間で約5億円は溶かした、ということでしたが、この後の事後処理で、さらに1年以上の時間と、1億円以上の追加コストが出ていくはずです。つまり、4年で6億円の損失となるわけです。
この方にも、この事業を始める前に、ぜひお会いして、お伝えしおきたかった内容です。これさえ知っていれば、この6億円の損失はなかったはずですし、仮に6億円のプラスになっていたとすれば、その差は12億円ということになります。
それだけの価値のある内容を、短い時間ではありますが、できるだけ本質的な部分を、今回のセミナーでお伝えしたいと思います。そう考えると、このセミナーへの時間とコストの投資は限りなくゼロに近いと思います。
そして何よりも、事業の方向修正は、早ければ早いほど、そのあとの投資対効果は高まります。
なお、日程につきましては、急ではありますが、下半期からみなさんが新しい事業を検討できるよう、なんとか8月中にできれば、と思い8月の最終日を確保しました。
また、今回のテーマで次回開催の予定はございませんので、今期中に何か新しい事業を開始されたい、という方はこの機会に受講されることをお勧めいたします。
ぜひ、この機会に学びを得て、下半期のスタートに活かして頂ければと思います。
ご興味のある方は、下記よりアクセスして詳細をご確認ください。
※セミナー「AI化時代に成功する新ビジネスの創り方」
「いきいき!わくわく!働ける未来」のために。
ご参考になれば幸いです。
以上、キズナキャスト小林でした。
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①変化に適応するためには、まず変化の本質を捉えること
②事業は、失敗したときのことも考えて始めるべき
③勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
④7つの失敗法則のうち一番難しいのは「タイミング」
⑤成功する事業「型」を知れば、失敗は遠ざけられる
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