こんにちは、キズナキャスト小林です。
社会的にも、経済的にも、まだまだ先の見通しが悪い状況が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
このような時こそ、「健康」が最も重要です。
皆さまご自身と、ご家族やご関係のある皆さまの心身が健康であることを祈念しております。
さて先日私から、4月のイベントについて見送りする旨を、個別にお伝えさせていただきましたが、その後、社内でもう一度「キズナキャストらしい20周年とは何か?」について話し合いを続けてまいりました。
【関連ページ】当初予定していた4月24日の『キズナキャスト 20周年記念チャリティイベント』(中止決定済み)input
そして、今後の方向性と、その第一弾のイベント開催を決定いたしましたので本日お伝えさせていただきます。
まず、話し合いの中で「キズナキャストらしさ」として、以下の4つがキーワードとして上がりました。
エリアや地域、オンライン/オフライン、年齢や立場、などこれまで存在していた様々な制約条件の無力化し、これまで非生産的と思われていたリソースを解放する。
スピーディな計画と行動、そして変化へ適応する。
単発で形だけのイベントではなく、ちゃんと社会に貢献できる継続的仕組みにする。
そして、その先にあるシン時代「自立型共創社会」、「いきいき!わくわく!働ける未来」、もっと端的に言えば「すべての人が幸せになる社会」への変化を加速していくこと、だということを仲間とともに確認しました。
私たちは、5年前から今の時代の大転換を予測し、今年の年始の私からのご挨拶メールの中でも「今年2020年は、(中略)変化が目に見える形になって大きく現れる、そしてさらに変化が加速する」とお伝えしました。まさかコロナウイルスがこの変化を加速させるキーファクターになるとは全く予想だにしていませんでしたが、しかし、この変化自体は当初から予測していた範囲でしかありません。
これから先何が起きるのか?
そして、これから何をすべきなのか?
これについては、これまでも何度もセミナーやコラムでお伝えしてきていることなので、この場では触れませんが、こちらの投稿の最後に関連するコラムを抜粋させていただきましたので、もしまだお読み頂いていないようであれば、この機会にご覧になっていただき、これからの皆さまの今後の本質的な方向転換のご参考にして頂ければ幸いです。
私たちとしては、この変化の先にある「シン時代」に向けて、引き続き粛々とやれることを続けて参ります。
その新しい取り組みについて、ここからご案内させていただきます。
まずキッカケは、「子育て・教育」をテーマに、昨年12月に志座談会を、先月末に志ランチ会を行ったわけですが、この二回ともあっという間に満席となり、このテーマに対する課題意識を持つ方が多い、ということを実感することができました。
また、お集まり頂いた皆さまは、非常に熱い想いをお持ちの方々ばかりで、私自身も一番興味のある分野ということもあり、すごく充実した楽しい時間を過ごすことができました。
ただ、この手の話し合いで気をつけなければならないのは、話をして満足しがちになってしまうことです。
それは私の性格上、許されないことで、今回上がった4つのキーワードの1つ目「社会的意義」にも反します。
それなりの方々にお集まりいただいている以上、それなりのことを社会に対してアウトプットしなければ、自分がやる意味もなければ、またお集まりいただいた皆さまにも申し訳がたちません。
そこで、今回からは具体的な活動につなげることを目的に、こんなことを考えてみました。
5年前、時代がこれからとてつもない大転換期を迎える、ということに気付いた時から、これからの「シン時代」に向けて、変化の一番のボトルネックは何か? まず、これを考えました。
この結論は、意外とすぐにたどり着きました。
その答えは、「教育」でした。
今の「教育」は、大量生産社会を前提に最適化された社会システムで、これからの新しい時代にマッチしていません。
生まれてから、家庭教育(ほぼ崩壊しているとはいえ)、公教育、高等教育、そして社会に出ても、すべて同じコンセプトで人が育てられています。
社会が求めたのは、「同じものを、より早く、より正確に、ただ黙って」行動する人材でした。
これはある意味、人をロボットのように捉えた考え方と言えます。そして、いまでもこのシステムによって人が生み出され続けている、という問題です。
この綻びが、いま社会の至る所に出ています。
実際、この問題を感じている方は多くいらしゃいますし、公教育も含め、変化に向けた活動は続いておりますが、しかし、いまだに効果的な解決には至っていません。
私も、当初は公教育の改革を考えました。
ただ、それは私の経歴からは遠すぎる存在でしたし、また公教育自体の変化のスピードを考え、諦めることにしました。
いまは、せめて外の空気を学校という純粋培養の閉鎖空間の中に届けられれば、という想いで、出前授業だけを続けています。
その次に、家庭教育への支援や、地域教育の復活を考えました。
でも本当に情報を届けるべき親に対してどうすれば接触できるのか、またおじいちゃん、おばあちゃんの俗人的な経験を一定の品質に高めるためにどうすべきか、など考えるとどうも現実的ではない気がしました。
また、いつか自分たちで、0歳児からシニアまでの一貫教育システムをつくる、という目標も掲げましたが、これは今でも諦めてはいないものの、その実現性と効果性を考えると、ちょっと遠い気がしています。
つまり、ボトルネックはすぐに見つけられたものの、約5年間試行錯誤を続けていますが、その解決方法がいまだ見つかっていないのです。
そのような中、先日あるヒラメキが降りてきました。
「もしかして、『企業』がその担い手になれば、多くの問題が一気に解決できるかも?」
これまでも、核家族化による家庭教育の崩壊は言われ続けてきました。
そして、それを補うように企業は、公教育や高等教育に期待してきました。
でも、公教育も高等教育もしれば知るほど、やるべきことが多すぎて、もはやこれ以上は手が回りません。
では、これを放置するのか?
否、もう責任転嫁するのはやめるべき時期です。
企業が欲しい人材があるのであれば、自ら育てれば良いのです。
つまり、企業が、子育て・教育を支援する機能を持つ、ということです。
また、その親に対する教育も行うのです。
子どもたちに直接情報をインプットしても、家庭環境が変わらなければ、それを維持することはほぼ不可能です。
また人は、一時的な情報をインプットしても、継続しなければ変化しません。
「しかし、『企業』ならそれができるかも?」
親のほとんどはどこかの企業で働いています。
そして、企業なら、継続的に教育支援が可能です。
もちろん、それが企業にとってメリットがあれば、ですが。
でも逆に言えば、企業にとってメリットがあれば企業は絶対に継続するはずです。
これは、まだ仮説でしかありません。
でも、大きな可能性を感じています。
これが実現できれば、働き手である方々にとっても、その担い手となる企業にとっても、そして社会にとっても、大きなプラスになるイメージやアイディアがいま私には湧き上がってきてわくわく!しています。
ただ、これはビジネスになる話なのかどうかは、いまの時点では全く見えていません。
むしろ、あえてビジネスにはしない方がいいのでは、という感覚すらあります。
でも、いま現時点においては、すべての選択肢を否定することなく、ただ目的を達成するためだけに、これから何をすべきなのか? を既存の枠組みに捉われることなく、ゼロベースで皆さまとともに考えたいと思っています。
目的は、
「よりよい未来を創るための人財育成プラットフォームを創造する」
です。
そのため、ビジネスのため、というよりも、「教育」や「子育て」に何か想いのある方々、また日本のため、社会のため、未来のために何かしたい、そのような方々にお集まり頂ければと思っております。
もし、ここまでの内容にピンときた方がいらっしゃいましたら、まずは一度同じ意識レベルの仲間で集まってお話ししませんか?
それが、今回ご案内する下記イベントになります。
今回は、社会派映画監督の古新監督と、保育園経営者のチャーリーさんこと犬飼さんのお二人にゲスト参加いただき、本テーマを中心に、お集まり頂いた皆さまとともに、よりよい未来を創るための人財育成プラットフォームを創造することを目的に、意見交換をしたいと思っております。
■日時:2020年3月31日(火)19時〜21時半
※本編終了後、そのままオンライン飲み会と称して、お時間のある方々だけ残ってお話を継続できればと考えています。
■場所:オンライン(ZOOMを使います。アクセス先はお申込頂いた方へ別途ご案内致します)
以上になります。
なお、今回はZOOMというオンライン会議ツールや、SlideLiveというツールなど、仲間同士オンラインで仕事をすることを3年以上続けてきた私たちのノウハウもお伝えできればと思っておりますので、リモートワークやオンライン会議システムなどに試行錯誤されている方は、ぜひお気軽にご参加くださいましたら幸いです。
一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
■ポスト「情報化社会」とは何か?(2017.04.13)input
■「自立型共創社会」という新時代(2017.04.20)input
■「情報爆発」が働き方を変える!社会を変える!(2017.04.27)input
■「主役交代」の大変革時代の到来(2017.05.04)input
■大変化に適応するために、いま何をすべきか?(2018.06.25)input
■働き方改革は、生き方改革(2018.10.11)input
■不安と混乱の時代に、自らを助けてくれるのは本当の自分(2018.10.15)input
■「時代変化」の本質は何か?(2019.02.18)input
■「本質」は未来への道しるべ(2019.03.26)input
■『誰かの役に立ちたい』は、人の本質的な欲求の1つ(2019.08.29)input
※もし内容に共感していただける部分などございましたら、ぜひ下記より「シェア」や「いいね」していただけませんでしょうか。そして、「いきいき!わくわく!働ける未来」に向けて共に行動できましたら幸いです。
イベント情報やコラムの更新情報をご希望される方はこちら