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危機時の経営(2)未来に備える 〜 序 〜 | 社長コラム

危機時の経営(2)未来に備える 〜 序 〜

こんにちは、キズナキャスト小林です。

前回の緊急ウェビナー「危機時の経営【第一弾】:いますぐ経営者がすべきたった1つのこと」から1ヶ月半ほど経ちました。

この間に、非常事態宣言も解除され、だいぶ日常が戻りつつありますが、皆さまにおかれましては、前回お伝えしたことをしっかりと活かし、資金調達は無事終わりましたでしょうか?

この間に、お礼のご報告や、状況のご連絡を数多くの企業さまから頂きました。今回はその中からいくつか、皆さまの参考になりそうなメッセージをシェアさせていただきます。

■金融系ベンチャーA社・経営者(30代)

「御社より頂いたメルマガを参考に、すぐにヤバイ!と思って動きました。結果、日本政策金融公庫と銀行から十分な資金調達をすることができました。またそれと同時に事務所移転し、毎月数百万円単位のコスト削減ができています。これで、多少のことがあっても安心して、そして冷静に物事に向き合えそうです。本当に感謝しています。」

→この会社さんの反応は本当に早かったですね。4月13日に当社がお送りした最初のメルマガ「【重要】いますぐ経営者がすべきたった1つのこと」をご覧になりすぐに行動を開始。5月中に資金調達も終え、6月上旬には事務所移転まで完了というスピード感でした。社員数100名程度の企業にもかかわらず、このスピード感で行動できる、ということは組織の一体感も相当なものです。

事実、同社の組織診断「キズナサーベイ」 inputを行なっていたのですが、メンバーの方々の会社の理念への共感度が非常に高く、私自身も注目している企業の1社です。

■アパレル系B社・経営者(40代)

「当社は、数年前からアパレルだけではなく、多角化を進めてきているので、世の中のいわゆるアパレル会社に比較すると大きな影響はありませんが、それでも今回キズナキャストさんのアドバイスをいただき、すぐに金融機関数社と話をし、現在グループ全体で10億円規模の融資の手続きが進んでいます。正直こんなに必要かな??と思うくらい集まっちゃいそうですが、今後この資金をどう活用すればよいのかアドバイスいただきたいです。」

→この会社の社長は、感性の方。数年前から時代の変化を捉え、自社の変化を推進されてこられました。そのとき、わたしから理論的に時代の変化をご説明を差し上げたときに、すごくしっくりきた、とお話しされていました。これまで感覚的に捉えていたものを、言語化して説明されたのですっきり腹落ちできたようです。

今回この会社の社長さんのお話をお聞きして思いました。このような優良企業においては、お金が今後ジャブジャブ集まってくるんだろうな、ということ。だとすれば、これから何が起きるのか? わたしには見えてしまいました(笑)このような会社が今後すべきことは何か? この話は後ほどしたいと思います。

■IT系C社・経営者(50代)

「うちは、リーマンショックや3.11の経験から、銀行の理不尽さをよく知っているので、彼らの営業のために借入なんてしたくない。いまは十分資金余力はあるので、無借金経営で大丈夫です。」

→この会社の社長さんは、石橋を叩いて渡る非常に手堅い方です。このような方が銀行に対して信頼を失うようなことをした銀行は本当にもったいないことをしたな、と思いますし、この経営者の気持ちもよくわかります。

しかし、敢えて厳しく申し上げると、経営者は感情で物事を判断すべきではない、とわたしは考えます。

いまは、過去の遺恨もすべて忘れ、まずは資金調達に動くべきです。それはもちろん銀行のためではなく、自らの未来のために。その理由は・・・これも後ほどお伝えします。

選択

以上、3社をご紹介しましたが、業種も業界も違えば、規模感も違います。しかし、みなさんに共通しているのは、これからのシン時代の主役になりうるポテンシャルを持っている、ということです。

しかし、その視点から見ると、みなさんもったいない!と言わざるを得ません。

なぜならば、ここでの意思決定が、シン時代の主役になるのか、またもや脇役で終わってしまうのか、の分かれ道になるからです。

もう一度アドバイスいたします。

このタイミングで、どんなに優良企業であったとしても、目先の資金に困っていなかったとしても、もしシン時代で一気に主役の座に上り詰めたいのであれば、徹底的にこのタイミングで資金調達を進めてください。

その理由の1つは、今年の秋に向けた準備です。

なぜならば・・・

これから秋以降に出てくるであろう、超優良企業のM&Aのために取っておいて欲しいのです。

元々今年2020年はオリンピックイヤーで、8月までのお祭り騒ぎが終わった後の秋口にかけて、後継者不足や先行き不透明感の中で手を上げる企業が増えることを予想していました。

その判断の元になったのは、2017/10/6の日経新聞の記事で、これによると全国の中小企業の約1/3にあたる127万社が後継者不足で事業継続が危ぶまれており、約5割が黒字の状態で廃業しているそうです。

今回のコロナで、それが加速すると読んでいます。

場合によっては、上場企業の売却案件もたくさん出てくると思っています。

いま中小・ベンチャー企業であったとしても、上場企業を買収して、一気に上場企業の仲間入りができる可能性があるのです!

そして、それが数多く行われた1年後・・・

世の中は、全く違う勢力図に変わっていると思いませんか?
まさにシン時代の幕開けです。

あなたの会社も、一気にステージチェンジできるチャンスです。
もちろん、大きくすることだけが道ではありません。
大切なことは、自らが目指すべき未来に向かって、突き進むことです。

前回は、生き残るための話をしてきました。
このコラムをご覧になっていただいているあなたはきっと、すでに生き残るための資金調達が終わっているハズです。その前提で話を進めます。

次に考えるべきは、あなた自身がこれからの未来、自分の会社をどうしたいのか?
そして、あなた自身これからどう生きるのか? どう生きたいのか?

それが今回のテーマ「危機時の経営:第二弾「未来に備える」です。

今日はまずはここまで。

明日、詳しくお伝え致します。

 

すべてのひとが、いきいき!わくわく!働ける未来へ。

みなさまと、ともに。

お知らせ

【緊急ウェビナー】危機時の経営・第二弾「未来に備える」開催決定!

本テーマについて、コラムでも展開しますが、この場では書けないことをお伝えします。

■日時:2020年6月25日(木)15時30分〜18時(終了後無料相談会)
■場所:ZOOM ※アクセス先はお申込いただいた方に別途お知らせ致します。
■テーマ:危機時の経営・第二弾「未来に備える」
■参加費:無料

※もし内容に共感していただける部分などございましたら、ぜひ下記より「シェア」や「いいね」していただけませんでしょうか。そして、「いきいき!わくわく!働ける未来」に向けて共に行動できましたら幸いです。

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