COLUMN
告白します

CATEGORY:8.その他

TAG:小林広治

DATE:2021.05.17

告白します

キズナキャスト小林 inputです。

今日は、新緑香る柔らかい雨が降る中、歩きながらスマホで書いてます。
この季節の雨は気持ちがいいですね(^^)

さて早速ですが、1つ告白します。

実は、ぼくはとてつもなく自己中心的で、自分が一番大事で、自己愛にまみれた人間です。
なんて言っても、直接関わった方にはバレていると思いますし、というか、隠しているわけでもありませんので(笑)

ただ、このままの自分では、発展、成長がないのは何年か前から薄々感じており、それで最近は、あり方が大事とか、自利より忘己するくらいの気持ちで利他に徹しよう、相手の幸せを本気で考えよう、としてきました。

ぼくのような左脳型人間は、感性ではよくわからないので、まずは頭で理解して、それをひたすら練習して身につける、という方法を使うのですが、今回もこれを続けていれば、いつか身につくと考えていました。

しかし、結論は、これではうまくいかない、とわかりました。むしろ、悪い方向に行く可能性すらいまは感じてます。
実は、お恥ずかしながら、先日それを証明するような出来事がありました。

それは、息子にある話題になったときに、
「お父さん、そんなことあるわけないじゃん」
と、バカにされたように笑われたので、一瞬でテンションが上がってしまい、テーブルを思いっきりバンッて叩いて、怒鳴り散らしてしまったのです。。。

「人をバカにするな!黙って人の話を聞け!」
久々に、一族みんなで集まってZOOM食事会の最中だったのですが、これで、せっかくの楽しい雰囲気が台無しにしてしまいました。。。

こんな怒りが爆発したのは何年かぶりで、久々で、気持ちが落ち着くまで結構時間がかかってしまい、ようやくこの日から翌々日くらいにちゃんと考えられるようになりました。

「なぜこんな行動に出てしまったのか?」
1つの仮説が浮かびました。

それは、自分の奥底で、何か一番大切な部分がポッカリと空いていて、そこが満たされていないのでは??
そう考えると、最近自分が感情的になるのはすべて、それに行き着く気がしました。

それは、深いレベルの自己肯定感というのか、承認欲求というのか、もっというと自己存在肯定欲求というのか。
自分の中心というか、奥底というか、とにかく、一番深いところ、一番核となるところが空いてる感じ。
そして、こんなことに気付いたんだ、という話を妻にしました。

そしたら、妻は、
前から言ってるんだけど。
ようやく分かったの?

なんて顔をすることなく、優しく包み込むような笑顔で
「1つ提案があるんだけど」
と言って1つアドバイスしてくれました。
それは、
pics01

「鏡に向かって自分に『愛してます』って言ってみたら?」

というもの。

なるほど。
と、思いながらも、でも、それはちょっと、というかカナリ恥ずかしすぎる。。。

そこで、朝の散歩をしながら、自分に語りかけてみることにしました。
それでも、「愛してます」は、ちょっとハードルが高かったので、まずはこの言葉から。

ありがとう。」

村上先生も仰っていた、「有り難い」という考え方。
いまに対して、生きているといいことに対して、ここにいる、ということに対して、自分という存在に対して・・・

これは、なんだかいい感じです。
心が、さらに落ち着いてきた感じです。
そしたら、次にまた1つ言葉が浮かびました。

「大丈夫だぁ〜」

これはこの間、クラブハウスでお話を聞く機会のあった武田双雲さんが、仰っていたこの言葉。双雲さんは、志村けんさんの言葉だと言っていた、ぼくら世代には馴染みのあるこの言葉。

この2つの言葉を、繰り返し自分に、言い聞かせるよう言い続けました。
そしたら、なんだか心の奥底のポッカリ空いたところに、何か温かいものが満たされていくような感覚になりました。

そこでさらに、今度は手のひらを胸にあてて、「ありがとう」「大丈夫だぁ〜」と言ってみました。
そしたら、さらに胸の奥が温かく、とても柔らかく、とても心地のよい感じになって、身体の上半身の前側がポカポカしてきました。
そして、調子に乗って、ついに言ってみちゃいました。

「愛してます。」

あらっ?
思ったほど恥ずかしくない。

そして、今度は身体の肩周りから背中の方が温かくなってきました。
そして、次に不思議なことが起こりました。
それは、最初は自分に対して伝えていたのですが、自然と頭の中に妻の顔や息子や娘、他の方々の顔も浮かんできました。

この時、1つの気づきが生まれました。
そうか、やっぱり、自分が満たされてないと、本当の意味で他人を幸せにする、なんてできない。
そして、本当に満たされると、人は自然と他人のことを考えるようにできている。
また、無理にやればやるほど、元々空っぽだったところを削って外に出しているようなもの。これは、無理がある。続けられる訳がない。

この間、クラブハウスで小熊弥生さんが言ってました。

「ひとは、人が感情的になるのは、そこに心の穴があるから。そこに、穴がなければ、何にも感じないはず。その証拠に、You are a FROG!(あなたは、カエルだ!)と言われても、多くの人は何も感じないはず。もし、その言葉に反応するとしたら、きっとそこに繊細な心を覆っている表面に穴が空いているはず。」

そう考えると、自分の感情が動いた時。
特に大きく感情が動いた時は、そこにより大きな心の穴がある。それに気づかせてくれる。
今回の出来事も、ぼくにとって、ずっと埋められてなかった、そして、ずっと埋めたかった大きな穴に気づかせてくれました。

そして、ここが埋まらなければ、どんなに頭で、「利他」だの、「他人の幸せ」だの、考えてもできる訳がない。
聖書の「与えよ、されば与えられん。」は、真理だと思ってましたが、まず最低限ここは埋めてからでないと始まらない。これは前提条件なんだ。
本気で、そして自然に、他人の幸せを考えることができている北海道の坪崎さんのお顔が浮かびました。

間違いなく、彼女はそこが満たされている。
そっか、ここだったか。

そして、ここを埋める方法も今回分かりました。
これを続けていけば、きっと自然とできるようになる!
修行僧的なぼくには、そんな確信がいまあります。

そこで、あなたに提案です。

もし、ぼくと同じように心の奥深くに穴が空いていると感じている方は、同じことをやってみて頂けませんでしょうか?
また、そんな実感はなくても、人から認めれたい、孤独感がある、愛されてない感じがする、などの方々にもオススメです。
確かに、最初は恥ずかしいかもしれません。

でも、誰もみていないところで、コッソリと。
きっと得られるものは、とてつもなく大きいと思います。

特に、ぼくたち世代は、同じ穴が空いている人は多いのでは、と推察します。

高度経済成長時代、多くの親たちは子どもたちとの時間よりも、仕事を優先してきました。
そのおかげでモノは、とてつもなく豊かにはなりました。
でも、その代償として、目に見えない大きな負債を世の中に残している気がしてます。
ひとつひとつは小さいかもしれません。

でも、一人ひとりの心の中に残されたこの負債は、社会全体では実はものすごく大きなモノになっている気がします。
そして、そこを埋めることができたら、世の中はもっとよい方向に、さらに加速する気がします。
もし、思い当たる方は、ぜひ勇気を持ってやってみてください。
あなたの心の穴が埋まると思います。

そして、それが埋まると、あなたが本当に豊かで幸せな人生を歩めるようになるハズです。
また、そうなることを祈ってます。
最幸な未来へ、あなたとともに。

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