みなさんは、日本酒のビンに必ず書いてある「原材料」ってご覧になったことはありますでしょうか??
ぼくは健康オタクなので、気になって見ていたのですが、実は1つ気になる事に気づきました。
それは、原材料に、お米と米麹以外に「醸造アルコール」が入っているものと、入っていないものがあるんです!
最初は、きっと安物には入っているんだろう、と思って調べていくと、意外と高単価な商品にも入っているのがある。。。
これはどういう意味なんだろう??
どんな意図があるんだろう??
と、気になったので、知り合いのEH酒造の吉田社長に聞いたところ、とても丁寧なご回答を頂いちゃったので、ご本人の了解も頂いたので皆さまにシェアさせて頂きます。
もし日本酒が大好きな方は、ぜひ続きをご覧ください☺️
以下、EH酒造吉田社長からのご回答になります。
清酒には、大きく分けて、米と米麹だけで造った「純米タイプ」と米と米麹と醸造アルコールを使った「本醸造タイプ」の2種類に分かれます。
他には、米の精米(米を削る)具合に寄って呼び方が変ります。
ご質問の「醸造アルコール」は、普通に造った清酒を火を掛けて蒸溜して、無色のお酒を造ります。これが「醸造アルコール」と言われるものです。
今は、サトウキビやとうもろこしなどで大量に造ります。
これは、ホワイトリカーのような、唯の度数の高いアルコールです。
これは、今の酒造りには欠かせないもので、香りも味も調整ができるメリットがあります。
歴史を振り返ると、戦後、これを悪意的に使用していた蔵元があったのは事実です。
当時、お米が無い時代に、各蔵元には、配給米として、酒米が平等に同じ分量だけ配られていました。
そのような中で、心ない蔵元の中には、限られた酒米の量を増やすために、清酒に醸造アルコールを加え、味がないので砂糖などの糖類を加え、香りが無いので香料を加え、3倍に増やしました。これは、売上を伸ばす為です。これを3倍増醸酒といい、悪酔いするお酒です。
今も、紙パックのお酒などが、スーパーなどで売られていますが、私共に言わせれば、料理酒見たいな物です。
弊社が買収する以前の酒蔵「酔園」の元社長が、昭和36年に、醸造アルコールを一切使わないことを決め、米と米麹だけで造ったお酒が「幻の酒」。
その当時に「酔園幻の酒」と商標登録をし、限られたお酒の販売をしておりました。
その当時は、実際にこのお酒が手に入らず、本当に「幻の酒」だったと言う事です。
しかし現在の酒造りにおいて、この「醸造アルコール」の役目は大きく変わり、単に量を増やすために使われることは普通はありません。
目的は、香りと味を整える為に使います。
酒税法で、醸造アルコールはお酒に対して、10%までと決められています。
昔とは違い、あくまでも味を良くする為に入れるので、今はどこの酒蔵も必要な材料となったわけです。
なお、当社においては、米と米麹だけで造った「純米タイプ」と、米と米麹と醸造アルコールを使った「本醸造タイプ」の両方とも御座います。
各蔵元が全国新酒鑑評会に出品する「大吟醸」、弊社では「鬼かん」に醸造アルコールを入れています。
大吟醸はちなみに、精米50%以上の物を言います。
以上です、宜しくお願い致します❗️(^.^)
以上、吉田社長からのご丁寧なご説明でしたが、とてもよくわかりました☺️
なので、これからは安心して、醸造アルコールが入っている商品も楽しみたいと思います。
ちなみに、当社の20周年記念パーティの時に、吉田社長からプレゼントいただいた樽酒は「信濃の国酔園 うま辛本醸」というお酒ですが、これが、めちゃ香りもよく、また飲みやすく、とても美味しいお酒です。
余った樽酒があったので、この日お酒を解禁した以降、「日本酒ってほんと美味しいなぁ」と毎晩楽しんでました(笑)
でも、この間、コンビニで買って飲んだ日本酒を飲んで気づきました( ゚д゚)
実は、日本酒が美味しいのではなく、やっぱりこのお酒が美味しかったんです!
こんな美味しいお酒と出会えたこと、そしてそんなお酒をふんだんにプレゼントしてくださった吉田社長に改めて感謝m(_ _)m
そんな吉田社長のEH酒造さんのお酒のラインナップはこちらになります。
ここに掲載されている「どん蔵」も当日プレゼントしていただいたのですが、これも抜群でした!
ちょっと価格は高めですが、このクオリティで、この金額であれば、全然アリで、超おすすめです。
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