Facebookでは、ここ数日間、ずっと同じテーマについて書きまくっていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ぼくは昨年7月から「凡努塾」という、見るからに怪しい(笑)、学びの場に参加していました。
そして、先日2月13日(日)に、その卒業イベントを、なんとか終えることができました。
この場での学びがとても多くて、深くて、大きなものだったので、何か1つでもみなさんにも還元できれば、と思い、ぼくの学びをシェアさせていただきます。
何かの参考になれば、幸いです。
凡努塾では、何度もこの「本気」というキーワードが出てきました。
「あなたは、一生懸命ですか?それとも本気ですか??」
この言葉に、ぼくの心に火がついたのが、まさに「本気」になった瞬間でした。
そこから、仲間に会うために大阪に行ってみたり、夜遅くまで語ってみたり、普通だったらやらないようなことも、あえて積極的に行動してみました。
そんな中、ぼくは、この「凡努塾」という学びの場は、「釣鐘」に例えられる、と感じました。
つまり、強く叩けば、大きな音として戻ってくるし、弱く叩けば、小さな音として戻ってくる。
本気で叩けば、本気なリターンがある、ということ。
確かに、この言葉に感化されて、当時ガンガン叩き始めたのですが、面白いほどにリターンがある。確かに、自分がまだまだ「本気」でなかったことに気付かされました。
でも、いま思うと、これは1つのマジックでもある、と思いました。
なぜならば、「本気」には終わりがないからです。
実は、ぼくも当初からそれなりに「本気」でやってました。
が、しかし、
「あなたは、一生懸命ですか?それとも本気ですか??」
と問われると、まだまだ!と思ってしまうのが人間のサガだと思います。
少なくとも、ぼくの成長意欲と承認欲求が確実に反応しました。
そして、すっかりその罠にハメられたわけです(笑)
でも、そのお陰で、どんどんぼくの本気モードは高まっていき、より深く、より大きな学びにつながったのは事実です。
まさに、釣鐘的な学びの場(笑)
ぼくは、
「戦略の基本は、ゴールから考える」
と常々言っているくらい、チームづくりの基本は、共通のゴールを持つこと、だと思っています。
が、今回それよりも、組織づくりの前提条件として、この3つのキーワードが重要だ、ということを体感しました。
「居場所」
「役割」
「出番」
「居場所」とは、「役割」や「出番」がなくても、ただ一人の存在として、なんの理由もなく、ただそこにいてもいい、という場所がある、ということ。つまり、究極の「心理的安全」な場がある、ということ。
確かに、「共通のゴール」がある、と言っても、それを決める場に心理的安全な場がない中でそれを決めても全然意味がない。。。
Googleも「心理的安全性」は、チームのポテンシャルを決める上で、他の要素以上に最も重要な要素である、というところにもつながります。
もちろん、ぼく自身もチームの心理的安全性の重要性は大切にしてきたつもりですが、今回それを身を持って体感できた、というのはとても大きな気づきになりました。
そして、チームづくりにおいて次に重要なのが「役割」です。
「役を知り、役に徹して、役を越えず」
これも凡努塾で学んだキーワードの1つですが、これは自分自身のことだけではなく、相手に対してもそれを意識できるかどうか、というのが重要だということを学びました。
つまり、相手の「役を知り、役に徹するように振る舞えるかどうか」ということです。
ぼくは、親との関係もあり、できる限り自分でできることは、自分でやる、というマインドセットでしたが、これは一歩間違えると、本来他者の役割を奪うことになりかねません。
つまり、本来そこに活躍できる人がいるにもかかわらず、自分のエゴでその人の役割を奪ってしまっている可能性がある、ということ。
「ありがとうの独り占め」
と言われたこともあります。
ぼくが一人プレイを突き詰めれば突き詰めるほど、本当はそこで活躍できる人のチャンスを奪っている。そして、本当はそこで、ありがとう!を言ってもらえるチャンスすら奪っている。。。
この言葉は、かなりぼくの心の深いところをエグりました。
確かに、ぼくはなんでも一人でやろうとするところがある。
他者に任せる、人に頼る、ということは、自分の弱いところを認めるようになってしまう。
そっか、仲間の存在を引き立てるためにも、自分がやる部分とそうでない部分は明確に分ける必要があるな、と強く思いました。
とはいえ、仕事や会社ではそれは普通にやっている。
ただ、子どもとの関係においては、それはもう少し考えてもいいかな、と思いました。きっと彼らには、いま目の前のことで学ぶ必要があるのに、それを全部親が先回りして、答えを出したら、その学びの機会を奪ってしまっていることになる。
ゲームに明け暮れたり、徹夜をしてYoutubeを見たり・・・
思うところはたくさんあるけど、それを強制的にやめさせてみたところで、それは彼の学びの機会を奪っていることになる。
ゲームして寝不足になって次の日の授業が疎かになったり、集中力が欠けてテストで良い点が取れなくなったり・・・全部自分で体感するからこそ、わかってくる。
息子を信じて、やらせれば良い。
逆に、信じているからこそ、見守ることができる。
彼の「役割」を見つけてあげること、そしてそれを発揮する最適なタイミングで振ってあげること。
これが、シン時代の、親の仕事であり、リーダーの仕事、だと改めて気づきました。
そして、最後に「出番」。
一人ひとりの「役割」を、最適、最善なタイミングで披露させられるような演出、前振り、アフターフォローなど。
これができて初めて本人は輝ける!
以上、大きく2点、「本気」と「チームづくりの3つの基本」が、今回の一番大きな学びとなりました。
他にもたくさんの学びがありましたが、またそれはいつか機会があればシェアしたいと思います(^^)
凡努塾主催の川上美保さん、今回の主催をしてくれた伊藤健太郎さん、山田秀さん、ずっと後方からサポートし続けていた事務局の大江久美子さん、鳥居麗子さん、井野洋子さん、そして、ともに学んだ仲間の泰地和子さん、比嘉盛樹さん、多田羅智子さん、渡辺愛ちゃん、田所麻里子さん、金子竜二さんの6名に心からの感謝を込めて。
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