KIZUNA維新元年
本日2018年4月20日をもって、当社は18周年を迎えることができました。 また、創業ベースでいうと20年目に突入したことになります。 今年から新たに「共育事業」を立ち上げ、いままでの「コンサルティング事業」と「マーケティング事業」で培ったノウハウを、より広く、より多くの方々に貢献できるよう、体系化したコンテンツとしてみなさまへご提供して参ります。
私自身においては、この「共育事業」は、残りの生涯を賭ける事業として位置付け、3年半前から準備を進めてきた事業になります。 そのキッカケになりましたのが、とある詐欺事件です。 あまり多くを語らずにここまで来たのですが、昨年末その犯人も逮捕され、一区切りつきましたので、少し個人的な話にもなりますが、触れさせていただきたいと思います。 ときは2014年の秋。それまで取引のあった1社から、上場企業の案件が決まったという本来であれば朗報を受けました。そして、かなりの大規模案件で、その運転資金の調達の相談をうけ、当然のことながら快く協力することに致しました。
しかし、その契約書に捺印されている上場企業の代表印は偽造されたもので、契約そのものが全くの架空案件だったことに後から気付くわけですが、この事件を通じて、会社と私個人の資産だけではなく、大事な友人、そして妻の個人的な資産をも大きく損なうことになってしまいました。
それから1年以上、妻の精神状態もボロボロの中、夫婦の会話はかなり厳しいものがありましたが、なぜか私自身の心は、「明鏡止水」とでも言うのでしょうか。 妙に静かで、冷静に、頭がフル回転してました。
「この経験は、自分に何を語りかけているのか?」
「この経験をした自分は、世の中に何をすべきなのか?」
「この経験をした自分にしか、できないことは何か?」
それと同時に、日々、何とかこの犯人を立ち直らせたい、と考えを巡らせていました。そして、詐欺にあった年の年末差し迫ったある日。お風呂に入っているときに、ふと考えが浮かびました。
「なぜ、私は、その犯人の変容にこだわるのか?」 「人の変化・変容にかかわることは、自分にとって意味のあることなのか?」 「前から、『いつか』教育事業をやりたいと思っていたが、それは『いま』ではいけないのか?」 「むしろ『いま』始めるべきではないのか?」
この「いつか」を「いま」という、ちょっとした発想の転換が、私の中で、大きなパラダイムシフトを起こしました。
今回の経験が自分に語りかけている意味
自分が過去に経験してきたことの意味
自分の人生の意味
この瞬間に、私自身の過去の経験が全て繋がり、1本の光の道が、目の前に伸びていくのを感じたのを今でも明確に覚えています。 そしてこれらの意味が自分の中で明確になり、これから何をすべきなのかがハッキリしました。 それから約3年半掛けて、この準備を進め、今年ようやく「共育事業」として、事業化のスタート地点に辿り着くことができたわけです。そして、
いきいき!わくわく!働ける未来へ
ちなみに、今年お正月早々に全メンバーで集まった年始会議で浮かび上がった今年のテーマは、こちら。
「KIZUNA維新元年」
今年は奇しくも明治維新150周年。 いま時代は、まさに明治維新さながらの大きな大転換点に差し掛かっている、と考えています。 私たちは、これからの新しい時代のことを「自立共創社会」と名付けました。 そして、旧時代型の「指示命令型競争組織」から、新時代に適用した「自立型共創組織」への革新・変革(Re:Design)を図り、「組織とひとの生産性を革新する」こと。 これをミッションに掲げ、今年、心新たにスタート致します。 より社会で必要とされる企業として成長できるよう、そして、より大きな貢献ができるよう、引き続きご指導、ご支援賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
2018年4月20日
株式会社キズナキャスト
代表取締役小林 広治