COLUMN
「引くソリューション」で革新的成果をあげる。【社長コラム】

CATEGORY:4.経営・マネジメント

TAG:小林広治 戦略 本質論

DATE:2018.10.17

「引くソリューション」で革新的成果をあげる。

こんばんは、キズナキャスト小林です。

最近、新しいことに挑戦すればするほど、新しいことを取り入れれば取り入れるほど、成果が上がらない、というご経験はありませんでしょうか?

もし身に覚えがあるとすれば、それは「足すソリューション」の弊害なのかもしれません。

健康面でいうと、

●●が足りないから、××を食べたら良いとか、
ビタミンが足りないから、サプリを飲むとか、
野菜が足りないから、青汁を飲むとか・・・

これらは、まさに「足すソリューション」と言えます。つまり、問題は何かが足りないからであり、それを補えば問題が解決できるはず、という考え方です。

しかし、この「足すソリューション」をやりすぎると、今度は栄養過多になり、別の問題が起こり始めます。事実、現代の健康被害の本質は「食べ過ぎ」という先生もいるくらいです。

 

今度は企業経営で考えてみましょう。例えば、

「Facebook広告がいいと思っていたけど、今度はLINEをやらなきゃダメだ」とか、

「マーケティングオートメーション(MA)をすぐに導入しなきゃ手遅れになる」とか、

「これからのAIとビッグデータの時代に合わせ、我が社でも最新テクノロジーを導入しなければ・・・」とか、

社長さんが勉強熱心になればなるほど、外部からこのような知識やネタがガンガン入ってきます。

そこで、外で聞いてきた内容を、現場に落とせば落とすほど、現場では、情報とタスクが「多すぎる」状態になり、結果的に従業員は疲弊し、むしろ成果を悪化させている、ということがよくあります。

これらが企業経営でみた「足すソリューション」の弊害、いわば経営のメタボ状態です。

 

そこで、私は最近「引くソリューション」に注目しています。

健康オタクであり、生産性オタクの私が注目している、その代表格の1つが「ファスティング(断食)」であり、もう1つが前回のコラムの最後にチラと触れた「瞑想」です。

ファスティングは、始めて今年でもう6年になりました。お陰で、40代の肌とは思えない!
と、多くの方に言われるくらい、お肌もツルツル・ピカピカです。

私は7日間行うのですが、このファスティング期間中は、何も食べませんので、まさに究極の「引くソリューション」と言えます。

ちなみに、ファスティングの歴史は古く、紀元前400年ごろ現代西洋医学の父と言われるヒポクラテスも

「食事を与えなければ、病気は早く治る」

と言っており、ファスティングが人間の治癒力を高めることを知っていた、と言われています。

 

また、経営に関しても、ドラッカーは「引く」ことの重要性を以下のように言っています。

「成果をあげる者は、新しい活動を始める前に必ず古い活動を捨てる。」

「最も効果的に知識労働の生産性を向上させる方法は、(中略)行う必要のない仕事をやめることである。」

「すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考える。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである。」

 

そして、実は、「脳」も同様です。

「情報化社会が終わった」という話を、私はいつもお伝えしていますが、「情報化社会」がもたらした1つの現象が「情報爆発」です。

これにより、平成8年と比較して、10年後の平成18年には情報量は約500倍、その後10年以上経った今では数千倍〜数万倍と言われていますが、人間にこの大量な情報を処理する能力はありません。

人間の「脳」は、ある情報を知ってしまうと、それについてどうしても「考える」仕組みになっています。

しかし、どんどん「知る」を繰り返し、脳の中で情報過剰になってくると、最後は「考える」を放棄するようになります。

マーケティングの「ジャムの法則」という実験がそれを裏付けています。

そこで、ここでも重要になるのが、「引くソリューション」です。

「情報を入れない」

「考えない」

「無にする」

つまり、「脳」の中から、不要なものを「引く」こと、これがまさに、「瞑想」なのです。

私は瞑想を始めて、3年ほど経ちますが、このような話をしていると、「瞑想ってそんなにいいですか??」とよく聞かれます。

なので、今日はその「瞑想」の効果について、自分なりに考え整理してみたのでお伝え致します。

瞑想のメリットは大きく2つです。

■1.頭の中が一旦リセットされる

パソコンも、何日も稼働させていると、だんだん重たくなってきますよね?

その時、パソコンを再起動(リブート)させると、また軽くサクサク動くようになります。

「瞑想」は、「脳」の再起動(リブート)だと考えています。

「寝て起きること」も、パソコンの再起動に似ていると思うかも知れませんが、実は「脳」は寝ている間も結構何かを考えています。実際に、寝ている時も「脳」の活動脳波は止まりませんし、夢を見たりもしています。また、朝起きた時、意外と「脳」が疲れていることに気づきます。

また似たような例として、私は若い頃に取引先の恩義で「地獄の特訓」というのを受けさせていただいたことがあるのですが、その時の教官の話が今でも思い出されます。

その教官からの問いはこのようなものでした。

「今までの仕事に取り組んでいると、上司から他の緊急性の高い仕事の指示を受けた。あなたは最初に何をするべきか?」

その教官の答えは、

「机の上を片付ける」

でした。

つまり、前の仕事の資料などが机に散乱している状態で、新しい仕事を始めてしまうと、机の上も、情報も整理がつかなくなり、混乱し、結果的に生産性が上がらない、というのがその理由です。

「脳」も同じです。

何かに集中すべきときは、目の前のことに集中する必要があります。

しかし、既に脳の中にはたくさんの情報が入り込んでいます。

それを一旦引き出しにしまい、整理整頓するのが「瞑想」だと私は考えています。

 

■2.心身の「ゼロポジション」と「今」を知る

「瞑想」するときは、頭の先から足の先まで少しづつボディスキャンを行い、最後は体が完全に脱力することを目指します。

そうすることで、結果的に脳の中もだんだん「無」に近づいていきます。

これを毎日続けることで何が起こるか、というと自分にとっての心と身体両方の「ゼロポジション」と「今」の両方を知ることができます。

この「ゼロポジション」を知る、ということは実はすごく重要です。

なぜならば、「ゼロポジション」がわかるからこそ、はじめてそのゼロポジションからどれだけ外れているか、を知ることができるわけです。

例えば、今日は落ち着いているな、とか、ちょっとイライラしているな、とか、わくわく!しているな、ということに気づけるわけです。

また、体で言うと、今日は肩が強張っているな、とか、全体的に力んでいるな、とか、リラックスできているな、ということに気づくことができます。

多くの方は、今自分のマインド状態がプラスなのかマイナスなのかも把握できていません。

体が力んでいるのか、リラックスできているのかもわかっていません。

したがって、今何をすべきか、について正確に手を打てないわけです。

そのためには、

まずは「ゼロポジション」を知ること、

そして「今」どれだけ「ズレ」ているのかを知ること

そして最後に、その「ズレ」を修正するために、何をすべきかを考えること

3ステップが重要になるわけです。

武道家の達人の話を聞きました。

彼曰く「私も常に落ち着いて冷静でいるわけではありません。ただ、他の方よりもズレたことをいち早く把握し、いち早く元に戻れるだけです。」

まさにこれが、達人の領域で、目指すべき姿になります。

そのための訓練が「瞑想」なのです。

瞑想を毎日続けることで、自分の「ゼロポジション」を知ることができ、「今」と「ゼロポジション」のズレを感じることができ、それがわかるからこそ、実際の解決策の打ち手が講じられるわけです。

ダイエットでも、お金の無駄遣いも同様ですよね?

毎日記録しているからこそ、自分の理想体重がだんだんわかってきますし、毎日測定するからこそ、今日は、その理想的体重とどの程度差があるのかを知ることができ、理想的な体重との差がわかるからこそ、今日は少し食べるのを控えようとか、運動を多めにしようという打ち手に繋がるわけです。

ということで、みなさまにも日々の「瞑想」をぜひお勧めします!

生産性オタクの私的に言えば、「脳」のポジションを知ることで、クリエイティビティを最大限に発揮できる「脳」の環境を整えることができます。

だからこそ、googleも業務の中に瞑想(マインドフルネス)を取り入れているのだと思います。

そして、あのgoogleがそれを続けている、という事実こそが、その効果に対する証明になるのではないでしょうか。

ということで、ぜひみなさまも「瞑想」を日々の生活に取り入れてみてはいかがですか?

今度、この「瞑想」の方法について、詳しくお伝えしたいと思います。

 

そして、『いきいき!わくわく!働ける未来』へ。

ご参考になれば幸いです。

以上、キズナキャスト小林でした。

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今回の主な論点

①「足すソリューション」が、経営のメタボリック症候群を引き起こす
②体も脳も経営も、「引くソリューション」が課題を解決する
③「瞑想」は、「脳の再起動(リブート)」
④「瞑想」で、自分の心と身体のゼロポジションを知る

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